【猫検定 全13問】 飼育編 中級

2024-11-13

質問 1

火傷や出血、アナフィラキシーなどのショック症状が発生した際に体の中で血流の低下を補おうとする反応が起きますが、それに当てはまらないものはどれでしょう?

  1. 呼吸が速くなる
  2. 四肢が冷たくなる
  3. 体温が上昇

ショックの早い段階では呼吸数と脈拍数の増加や体温降下など全身に血流が行き届くような身体反応が見られます。しかし、この状態を放置してしまうと体が血流量の低下に対応しきれず死に至ってしまうので、迅速な救急対応が求められます。

質問 2

打撲など皮膚にほころびが無く、開放性外傷と違って見つけにくい「閉鎖性外傷」。見つけた時の応急処置として正しいものはどれでしょう?

  1. 患部の保温
  2. 患部の冷却
  3. 患部の消毒

外傷を見つけた際には可能な限り早急に冷却することが推奨されています。冷却には市販の保冷剤が便利ですが、冷えすぎないようにタオルの上から冷やしてあげることが良いです。

質問 3

外耳炎の中にはダニが原因でおこるものもあります。その中で最も原因として挙げられるダニの名前は何でしょう?

耳掃除をした際に黒色の汚れが多く出る場合にはダニの可能性があります。さらに、同居する猫がいる場合には感染してしまう恐れがあるため、病院での早期の治療が推奨されています。

質問 4

ノミ対策として使用されるノミ駆除用スポット剤は毛を掻き分けてどの部分につける事が推奨されているでしょう?

これは塗布した後に舐めにくい場所であるからです。さらに同居猫がいる場合には舐め合わないように薬が浸透するまで隔離することをオススメしています。

質問 5

猫のデンタルケアにおいてふさわしくないものはどれでしょう?

  1. カリカリフードをメインにする
  2. 水様性の高いウェットフードを与える
  3. 歯磨きジェルを使用する

ウェットフードは歯の間に食べかすがこびりつき易くなってしまう為、歯周病を悪化させてしまう原因となることがあります。カリカリフードは噛むことで歯に着いた歯垢をとってくれることに繋がります。最近ではフードに振りかける歯磨きパウダーや水に溶かせる歯磨きエキスといった製品も販売されデンタル用品のバリエーションも年々増えている傾向となっています。

質問 6

猫は食べ物が安全かどうかをどうやって判断しているでしょう?

  1. 匂い
  2. 苦さ

猫は匂いから食べ物を判別するため、鼻詰まり起こすと本能的に危険を感じて何も食べなくなってしまうことがあります。

質問 7

次の中で急性膵炎の特徴として正しいものはどれでしょう?

  1. 治療方法が確立されている
  2. 突然の嘔吐で継続する
  3. 最初に血尿が見られる

膵炎は全身への影響の大きさ,治療と診断の難しさから最も厄介な病気とされています。さらに急性の場合には症状は激しさを増していき、炎症の影響が全身に及ぶとショック症状から命を落とすケースもあります。

質問 8

軽度の炎症性腸疾患の場合はどのようなフードが適切でしょう?

  1. 高消化性
  2. 低アレルゲン
  3. 可溶性繊維

低アレルゲンフードを与えつつ症状が治まらなければステロイドや免疫抑制剤も併用して炎症を抑えることが望ましいです。

質問 9

排泄が困難になることで発生する問題として当てはまるものはどれでしょう?

  1. 低血圧
  2. 体温の上昇
  3. 嘔吐

嘔吐以外にも排泄困難からくる痛みや食欲不振,沈うつ状態といった変化が見られます。

質問 10

猫を飼う際にトイレの個数は「飼育頭数+何個」必要でしょう?

  1. 0
  2. 1
  3. 2

単独で生活をする生き物である猫は特に多頭飼育の場合ではストレスを感じてしまうケースが見られます。そのため、少ないトイレ数で我慢させて尿のトラブルに繋げない為にも「飼育頭数+1」で設置してあげることが望ましいとされています。

質問 11

甲状腺とはどの辺りにあるでしょう?

  1. 前肢の脇
  2. 股関節の付け根
  3. のど仏

甲状腺はのど仏付近の左右にあり、「甲状腺機能亢進症」の場合はこの部分の肥大が見られます。

質問 12

ワクチンを接種した後、急性の副反応が見られるケースがあります。最も発生する可能性があるのは摂取してから何分以内でしょう?

  1. 30分
  2. 180分
  3. 60分

一般的にみられる副反応としては顔の腫れ、発作、発熱などが見られ、症状が見られた時には早急に病院での処置が必要となります。

質問 13

人の免疫力が落ちているタイミングで猫に噛まれたことによって発症することのある「パスツレラ症」。原因となるパスツレラ菌が猫の口腔内にいる確率は何%でしょう?

  1. 50
  2. 100
  3. 80

パスツレラ症は咬傷などの直接感染以外にも飛沫による感染もあります。犬猫はほとんどが無症状であり、噛まれた人は咬傷部位の疼痛や腫脹が見られ、重症化すると副鼻腔炎を発症することがあります。