【犬検定 全13問】 飼育編 初級

2024-10-03

質問 1

一般的に体温はどこで測定されるでしょう?

病院では電子直腸体温計で測定されくことが多いが、最近では非接触タイプの体温計も販売されています。

質問 2

次の中で成長速度が速い個体はどれでしょう?

  1. 柴犬
  2. ラブラドールレトリバー
  3. マルチーズ

犬の場合は体格が大きい個体の方が成長速度が速く、急速な体重増加が示されます。そのため、小型犬と違って成長期の食欲不振の時は大きな問題が発生している可能性を考慮しなければいけません。

質問 3

犬では目頭の内側からピンク色の腫物がでる「第三眼瞼腺脱出」という疾患が時々報告されます。こちらはその見た目から、ある果物の名前で呼ばれておりますが別名は何と呼ばれているでしょう?

こちらは第三眼瞼(瞬膜)の付け根が緩むことによって起こり、1歳未満の子犬での発症が多いです。

質問 4

犬の口腔トラブルに関する文章の中で正しいものはどれでしょう?

  1. 犬はほとんど虫歯にならない
  2. 犬の歯周病は珍しい
  3. 7歳以上になると歯槽膿漏がでる

犬の口内は虫歯菌である「ミュータンス菌」の増殖に向かない環境であるため、虫歯にはほとんどなりません。しかし、デンタルケアを一切しない場合には3歳以上の犬の8割以上が歯周病トラブルで悩まされると言われています。

質問 5

歯ブラシによるブラッシングは口の中で何を壊してくれることから効果的とされているでしょう?

プラークは人間と同様で歯周病のもとになるため、プラークの除去で歯周病の予防につながります。さらにブラッシングによる歯肉の血行促進やしつけの強化にもなることから、習慣的な歯ブラシが勧められています。

質問 6

次の中で咳を起こす原因の疾患として当てはまらないものはどれでしょう?

  1. ケンネルコフ
  2. 肺炎
  3. パテラ

咳の原因はケンネルコフなどの感染症や肺炎,フィラリア症といった心不全に関連のある疾患が挙げられています。ちなみにパテラは「膝蓋骨内包脱臼」という膝の骨に関する疾患のため当てはまりません。

質問 7

気管虚脱を起しやすい特徴はどれでしょう?

  1. 短頭種
  2. 胴長種
  3. 長毛種

「気管虚脱」は鼻の穴が小さく、喉が狭いなど呼吸をするときに空気の入口が狭いことが原因で起きる疾患です。

質問 8

下痢には小腸性と大腸性があります。水っぽい下痢の場合はどちらの下痢に当たるでしょう?

大腸には水分を吸収する役割があることが関係しています。ちなみに小腸性の場合は未消化・未吸収の食べ物が排泄されます。

質問 9

犬のオシッコを検査した時にアルカリ性に寄っていると言われた場合、中性に保つためにどのような食事にしてみることが望ましいとされているでしょう?

  1. 肉量を増やす
  2. 野菜を増やす
  3. 炭水化物を増やす

食事において、野菜を与えればアルカリ性、肉類を与えれば酸性におしっこのphを調整することができます。しかし、人と違い体の小さい動物に同じ量を与えてしまうと栄養バランスが大きく乱れてしまうリスクもあるので少量から試してみることが望ましいです。

質問 10

チョコレートは犬に与えると危険な食べ物の一つとされています。その理由はチョコレートの原料ですが、原料の名前は何でしょう?

カカオにはテオブロミンという中毒を起こす物質が含まれており、それによって痙攣や不整脈が起こる場合があります。

質問 11

フードを選ぶ際に動物性タンパク質と植物性タンパク質どちらのほうが多いフードを選ぶのが良いでしょう?

鶏肉や牛肉といった動物性タンパク質はトウモロコシや小麦といった植物性タンパク質に比べて消化がよく品質も高いことから、ドッグフードとしてはより適しています。

質問 12

体内の酸素濃度が低下した時に見られる皮膚や粘膜が青色になる状態のことを何というでしょう?

チアノーゼが見られた場合は、動物を興奮させないことと気温を下げて酸素の消費量を少なくしてあげることが求められます。

質問 13

犬が交通事故に遭い、病院に搬送する際に必要となる情報としてふさわしいものはどれでしょう?

  1. 飼い犬の名前
  2. 発見時の状況
  3. 排尿の有無

他にも搬送中の意識状態、呼吸状態、疼痛の有無、犬種など事前に伝えることで搬送先の病院では処置の準備を行うことができるので、到着時に迅速な救命処置を行うことができます。