【猫検定 全12問】 豆知識編 初級

2024-10-11

質問 1

猫の目線から当時の社会や世相を風刺的に描いた「吾輩は猫である」の作者は誰でしょう?

「吾輩は猫である。名前はまだ無い」という有名な冒頭から始まり、猫の視点で町内で起きる出来事や他の猫との交流をユーモラス且つ風刺的に描いた作品となっています。

質問 2

平安時代に貴族や皇族の間では中国から輸入された猫を飼う習慣が多くみられました。この時、中国から輸入された猫のことを何と呼んでいたでしょう?

当時の中国は「唐」と呼ばれていたことから、そこから来た猫という意味で「唐猫」(からねこ)と呼ばれ紐などにつないで飼われていました。

質問 3

「源氏物語」が書かれた時代に、清少納言がつくった作品でも「命婦のおとど」という名前で猫が登場しています。その作品名は何でしょう?

この作品に登場する「命婦のおとど」は猫が殿上するために頂いた名前と位として描かれているが、枕草子はこの場面以外でも猫が多く登場する作品として知られています。

質問 4

吉田兼好が随筆した「徒然草」の中で猫は、ある妖怪として登場しているが、その妖怪とは何でしょう?

「猫又」とは尾を複数持つ化け猫のことであるが、高齢化した猫が神通力により猫又に化けることがあるとされていた。

質問 5

江戸時代半ばには、俳句や芝居にも猫が登場する作品が誕生しました。次で詠まれている俳句は誰が書いたものでしょう?

「猫の恋 やむとき閨の 朧月」

松尾芭蕉は犬や猫が登場する俳句をいくつも詠んでおり、特に猫が登場する句は自由気ままに恋を謳歌する存在として詠んだものが多いです。

質問 6

ヨーロッパでは19世紀から現代にかけてある公共施設で猫が飼われていますが、それはどこでしょう?

  1. 市役所
  2. 交番
  3. 図書館

元々は書物をネズミから守る目的で導入されましたが、現代では図書館のプロモーションや環境作りに利用されており、映画や文学でも題材とされています。

質問 7

キジトラによくみられる目尻から頬にかけて伸びるラインのことをある有名な美女の名前をとって、何ラインと呼ばれているでしょう?

  1. オードリーライン
  2. マリーライン
  3. クレオパトラライン

今の「アイライン」のような柄は古代のエジプトでは魔除けや目の感染症の予防で施していました。なので当時は男女や階級に関係なく皆がこのアイメイクをしていたといわれています。

質問 8

2010年代、和歌山電鉄貴志駅で有名になった三毛猫は何と呼ばれていたでしょう?

たま駅長がメディアに取り上げられたことで、日本では猫ブームが起こり、2012年~2016年にかけて飼い猫の頭数が一気に987万匹まで増えました。その後たま駅長は亡くなられてしまいましたが、現在も貴志駅では二匹の猫駅長が日替わりで駅長として勤務しています。

質問 9

2月22日は何の日でしょう?

猫の日は1987年に「日本の猫の日実行委員会」が制定した記念日であり、「猫と一緒に暮らせる幸せに感謝し、猫とともにこの喜びをかみしめる記念日を」という趣旨で猫に関するイベントや啓発活動が行われるようになりました。

質問 10

十二支の物語で猫を騙して十二支にさせなかった原因となったいきものは何でしょう?

ネズミは猫を騙して自分は十二支の一番目になったという逸話から、猫がネズミの天敵になったという逸話があります。

質問 11

猫が登場する物語として有名な「注文の多い料理店」を書いた作者は誰でしょう?

「注文の多い料理店」は宮沢賢治が作った児童文学の短編集であり、物語に登場する「山猫軒」は岩手県にある「宮沢賢治童話村」近くに物語をイメージしたレストランが建っています。

質問 12

海外にも日本でいう「猫島」のように猫が多いことで有名な場所がありますが、それはどこでしょう?

  1. マルタ島
  2. マダガスカル島
  3. バリ島

マルタ島は「1度は行ってみたい猫の天国」と呼ばれるほど、猫が多く生息しており、その数は人口の倍にのぼると言われています。