【犬検定 全12問】 生物学編 マニア

2024-04-19

質問 1

人間にはあるが、犬にはない骨とは何でしょう?

  1. 鎖骨
  2. 手根骨
  3. 陰茎骨

ちなみに、猫には鎖骨が少し残っており、退化した鎖骨の代わりに強力な筋肉があります。これにより、前肢と胴体の可動性が高まりました。

質問 2

内分泌系は体内の各種器官の機能を調整する働きを持つが、グリコーゲンを分解して血糖量を増加させる働きをもたないホルモンはどれでしょう?

  1. グルカゴン
  2. アルドステロン
  3. アドレナリン

アルドステロンは尿細管でのナトリウムの再吸収とカリウムの排出を促進させる作用があります。

質問 3

雄犬に見られるマーキング行動はどこの筋肉が関係しているでしょう?

  1. 腸骨筋
  2. 大腿直筋
  3. 括約筋

雄犬は発達した括約筋にょって尿を少しずつ排泄することが可能となっています。

質問 4

妊娠期間中に多くなるホルモンは何でしょう?

  1. バソプレシン
  2. アルドステロン
  3. プロゲステロン

妊娠期間中はプロゲステロンが高まることによって食欲が増進します。ちなみに、バソプレシンとアルドステロンは尿細管に作用するホルモンです。

質問 5

犬は人以上に嗅覚が優れている動物です。それによってガンを感知することも可能となっています。それにより、他の病気も感知することが可能となっているが、その病気とは何でしょう?

  1. 腎臓病
  2. 結核
  3. てんかん

日本以上に犬猫を飼育している割合が多いアメリカでは実際に1000頭以上てんかん検知犬が活躍されています。

質問 6

犬は人に比べて酢酸を嗅ぎ分ける能力が1億倍といわれています。では、アンモニアを嗅ぎ分けられる能力は人と比べて何倍でしょう?

  1. 100万倍
  2. 10億倍
  3. 1000万倍

特に犬はお酢の臭いには比較的敏感であり、酢酸に次いで吉草酸(人の170万倍)、アンモニア(人の100万倍)を嗅ぎ分けることができます。

質問 7

自然界の音で人間は16~20000Hzの音を捉えられると言われています。では、犬は65Hzから何Hzまで音を捉えることができるでしょう?

  1. 50000
  2. 75000
  3. 46000

犬の耳介の形や耳の立ち方は音を集めるのに都合がよく、人間が感受できない超音波も捉えることが可能となっています。

質問 8

犬の舌は場所によって味覚を感知する能力が異なります。それでは、甘味と塩(辛)味を感知することに適している場所はどこでしょう?

  1. 舌の両端
  2. 先端
  3. 舌の中央

舌の先端部分は甘味を感知する能力が特に発達しています。

質問 9

ある犬が吠えだすと隣の犬もつられて吠え始めるといった現象のことを何と言うでしょう?

  1. 心の模倣
  2. 社会的促進
  3. 刺激強調

このような現象は個体が持っている行動が他個体の同じ行動を引き金として現れることで、学習によらない場合もあります。

質問 10

犬にとって同種および他種の生き物との関係を発達させる過程として、幼少期の社会化が大切とされています。この社会化期の発達段階を研究した学者として当てはまらない人物はどれ?

  1. ソープ
  2. スコット
  3. フラー

ソープはイギリスにおける動物行動学者であり、動物の個体間における社会的な学習の仕組みを研究していました。

質問 11

犬の身体表情は「興奮・攻撃・恐怖・服従・遊びを誘う」に分けられるが、服従の程度が強くなることで見せる部位はどこでしょう?

服従に至るパターンとしては、遊びを誘うお辞儀を経て積極的服従に至る場合と、攻撃の姿勢から恐怖を経て消極的服従に至る場合があります。

質問 12

犬の場合、個体特有の体臭は英訳で「odorprint」と呼ばれているが、日本語にするとどのような意味でしょう?

犬はアポクリン腺から分泌される汗と皮脂腺からの分泌物の複合臭で個体情報を伝達関与していると考えられています。