【犬検定 全13問】 豆知識編 上級

2024-12-02

質問 1

犬が人と共存するようになった歴史は1万5000年前頃からとされています。ある国では犬と人が共に埋葬された1万2000年前頃の遺跡が発掘されましたが、その国とは次のうちどれでしょう?

  1. エジプト
  2. 日本
  3. イスラエル

犬は集団生活をするために人に慣れやすく、獲物を追いかけたり捕られたりする能力があったことから、人々は家畜化したと考えられています。

質問 2

犬は仏教において、あるご利益があるとされていますが、そのご利益とは何でしょう?

犬は古くから人間の安産を願うシンボルとなっており、子犬が複数描かれている構図は「安産、子宝、子孫繁栄」の吉祥図像とされています。

質問 3

2002年に開発・販売された犬語翻訳機の名前はなんでしょう?

このバウリンガルは玩具として当時人気を呼び、ノーベル賞のパロディー版「イグ・ノーベル賞」を受賞しました。

質問 4

犬種別犬籍登録頭数において、1999年から2007年にかけてダックスフンドが1位でしたが、2001年から2007年の間2位だった犬種は何でしょう?

2008年以降はプードルが1位となっていますが、1999年から2000年はシーズーが2位でした。

質問 5

猫が登場する作品としては「吾輩は猫である」が有名ですが、同じように犬の視点で当時の社会や世相を風刺的に描いた「犬物語」という作品があります。その作者は誰でしょう?

  1. 泉鏡花
  2. 内田魯庵
  3. 夏目漱石

「犬物語」は「吾輩は猫である」よりも4年早い1901年に内田魯庵によって発表された作品です。犬の「俺」が一人称で語る設定で、魯庵は「俺」の毒舌を借りて明治維新以降の日本文化を軽視する世間の風潮を批判した作品となっています。

質問 6

盲導犬の歴史は古く、ある場所でその証拠となる遺跡が発掘されていますが、その場所とはどこでしょう?

  1. オーストラリア
  2. ローマ
  3. 日本

西暦79の火山噴火によって埋没したローマ帝国のポンペイ遺跡において、盲導犬を描いたと思われる壁画が発見されました。

質問 7

現存する記録の中で初めて盲導犬の訓練を行った場所とされている国はどこでしょう?

  1. フランス
  2. オーストリア
  3. イギリス

1819年にオーストリアのウィーンの神父が犬の首輪に細長い棒をつけて盲導犬として訓練したと記録があります。しかし、ポンペイに壁画が発掘されていることなどから、現存する記録以前から盲導犬の試みがあった可能性が高いと考えられています。

質問 8

1957年に国産初の盲導犬が誕生しますが、その時の盲導犬の名前は何でしょう?

  1. チャンピイ
  2. クイール
  3. シンシア

現在のアイメイト協会を創設した塩屋賢一氏の試行錯誤により、実質的な盲導犬の歴史はここから始まりました。ちなみに、最初の盲導犬の犬種はシェパードでした。

質問 9

ヨーロッパではギリシャ・ローマ時代に犬種の幅が広がりました。特に広がりを見せた犬種は牧羊犬と狩猟犬のほかに、もう一つなんでしょう?

当時のローマ時代ではコロッセオなどの闘技場での戦いが娯楽となっており、闘犬もマスチフに似た大型犬が用いられたとされています。

質問 10

1874年に犬種の標準の作成や犬の品評会の開催目的に設立された団体は何でしょう?

ケンネルクラブ設立により、現在にもみられる品種重視の傾向が根付いたとされています。

質問 11

19世紀のヨーロッパでは貴族階級の間でスパニエルなどの小型犬を飼育するようになりましたが、その目的とは何でしょう?

  1. 狩猟パートナー
  2. 防犯対策
  3. ステイタスのシンボル

この時代にフランスで描かれた「イヌ・マニア」という絵画が描かれています。貴婦人が愛犬を椅子に座らせて食事を与えている場面からも、当時ペットといて飼われている犬の扱いがよくわかります。

質問 12

犯罪捜査やパトロールで活躍する警察犬ですが、日本で初めて導入された都道府県はどこでしょう?

  1. 大阪府
  2. 神奈川県
  3. 東京都

日本では1907年(明治40年)に神奈川県警本部が初めて導入しました。

質問 13

世界ではドッグレースという競技を行うの競争犬がいます。そのトラックレースの距離は何ヤードでしょう?

  1. 600~700
  2. 300~400
  3. 500~600

競争犬は人よりもはるかに速く走り、100m換算のギネス記録は1971年にオランダのレース場で出された5秒37となっています。